スイス大学院留学ブログ - Study in Geneva

ジュネーブでの大学院生活について綴るブログです。

スイスでの食生活について綴るシリーズ(後編)

修論(無事提出しました!)とリモート就活でご無沙汰してしまいました。
これらについては別の機会に投稿したいと思っているので、本日は引き続きスイスでの食生活について。

今回はズバリ、どうしたら海外での食生活を豊かにできるか?
約2年間、スイスでほぼ毎日自炊生活をしてきた経験から言えることは・・・

海外での自炊生活を充実させるためのポイント

・良い調理環境と調理器具
・必要な調味料への投資は惜しまない
・一緒にごはんを食べてくれる友人を持つ

ずばり、この3点じゃないかと思います。もちろん人それぞれ置かれた環境が違うので、すべてを満たすことが簡単ではないことは承知していますが、私にとってはこっちでの日々の健康(心身ともに)を保つ上でとても重要な要素です。

 

まず、自炊生活を充実させたいと思ったら、一定の調理環境と調理器具が必要です。
これは自炊経験のある方にとっては当たり前かもしれませんが、留学前に実家暮らしだった身としては、留学前には考えもしなかったことです。

幸い Graduate Institute (IHEID) の学生寮(古い方)は共用キッチンが広く、シェアする人数も計3人(4人の場合もあります)だったので、ストレスなく毎日料理することができました。家賃は他の学生寮に比べて高いのですが、広いキッチンのおかげで毎週のように友達を招くことができたので、大きな不満はなかったです。

調理器具については、日本から持っていった方が安上がりなものも結構あるので、これから留学される方で料理好きな方には以下持参することをおすすめします。

  • 包丁(学生寮にある包丁は切れ味が悪いのが常です。東急ハンズで買った2000円しない下村工業のVerdun三徳包丁が大活躍しています。日本の包丁は海外のシェフにも人気なくらいなので、持っていくと話のネタにもなります)
  • 包丁研ぎ(こっちでも買えると思いますがおそらく高い)
  • しゃもじ(お米がくっつかないタイプがあると重宝します)
  • ミニおろし金(ちょっと生姜やにんにくをおろしたいときに重宝します)
  • お箸(調理用と食事用に何膳かあると安心)
  • 巻き寿司用シート(100均のもので十分活躍してくれます)
  • 小鉢(こっちはシリアル用ボウルくらいしかお椀型の器がないので、100均にあるような軽量の小鉢があるとタレなど作るときに重宝します)

ちなみにスイスのアーミーナイフで有名なVictorinoxの調理包丁もよく切れるのでおすすめですが(特にミニトマトナイフは優れものです)、レギュラーサイズは日本の三徳包丁より長くて力が必要なので、短めで小回りのきく三徳包丁が好みの方は持参しましょう。

 

2点目の調味料については前回の投稿にも書いたので割愛しますが、調味料が充実していると自炊できる料理の幅も広がります。私の場合、日本、中国、韓国、インド、イタリア、フランスあたりの料理に必要な基本調味料は揃えています。

 

最後に強調したいのが、3点目の一緒にごはんを食べてくれる友人を持つことです。
私はフラットメイトに恵まれ、途中でパートナーもできたので、去年から自分ひとりでごはんを食べる頻度は週に1回あるかないかくらいです。

もちろんこれは極端な例ですし、自分ひとりの時間を持つことも大切なので人それぞれ頻度は異なるべきです。でも、一緒にごはんを食べてくれる人がいるだけで、食生活はもちろんのこと留学生活が明るく充実したものになることは誰も否定しないと思います。私も留学当初数ヶ月はかなり精神的に自分で自分を追い込んでいましたが、振り返ると色んな友人とご飯を食べながら話すことで救われた気がします。

 

私は豊かな食生活が充実した留学生活につながると本気で思っているので、シリーズ3回に渡りスイスでの食生活について語ってみました!次回はもう少し真面目に修士論文について投稿予定です。それではまた!